Microchip製品の機能安全性

機能安全性に準拠

「Functional Safety Ready」の指定を含む製品は、次のサポート資料とともに、統合されたハードウェア安全機能を提供します：安全マニュアル、FMEDA（故障モード、影響、および診断分析）レポート、場合によっては診断ソフトウェアライブラリ。

安全マニュアル

安全マニュアルは、様々な診断メカニズムについて詳細に説明し、このデバイスを最も安全な作業で使用するための推奨事項を提供します。

安全マニュアルの具体例を見る

FMEDAレポート

FMEDAレポートは、デバイスの障害モード、Falure-In_time（FIT）レート分布、および対応する検出方法を定量化して、カバレッジ計画の作成を支援します。

FMEDAレポートの具体例を見る

診断ライブラリ

Microchip開発エコシステムには、TÜV SÜD認定のMPLAB® XCコンパイラ、MPLAB X統合開発環境（IDE）用のドキュメント、MPLABプログラマとデバッガが含まれており、機能安全性のための設計を認定するうえで役立ちます。

ハードウェア機能

ハードウェアの安全機能には、電源オンリセット（POR）、ブラウンアウトリセット（BOR）、ウィンドウウォッチドッグタイマ（WWDT）、巡回冗長検査（CRD）などの組み込み機能があり、操作の安全性と信頼性を向上させます。

機能安全性に準拠

ISO 26262は、道路車両の電気および/または電子システムの機能安全性に関する国際規格です。

この規格には、モペットを除く、量産タイプの道路車両で使用される電気および電子システムの自動車安全完全性レベル（ASIL）が含まれます。

これらの厳しい安全要件を満たすために、Microchipは、ハードウェアの安全機能とサポート資料を含む、機能安全性対応のPIC®およびAVR®マイクロコントローラ（MCU）の幅広いポートフォリオを提供し、お客様の設計に対するISO 26262 Automotive Safety Integrity Level（ASIL）B安全認証の達成を支援します。冗長性（分解）により、より高いASIL C/D安全レベルを達成することもできます。

ISO26262機能安全性パッケージの機能

注：

1. ソフトウェア診断ライブラリは、安全マニュアルに記載されている診断メカニズムのコレクションを実装しています。必要に応じて、システムインテグレータは、ライブラリが実装していない診断メカニズムを実装する必要があります。
2. ソフトウェア診断ライブラリの認証は2022年に完了する予定です。

機能安全性に準拠

IEC 61508は、電気/電子/プログラマブル電子（E/E/PE）システムの機能安全に関する国際規格です。

この規格には、産業用アプリケーションで使用されるセーフティクリティカルな電気および電子システムの安全度水準（SIL）が含まれます。

顧客の安全を確保するための安全で信頼性の高い産業用アプリケーションの設計は重要です。これらの厳格な安全要件を満たすために、ハードウェアの安全機能とサポート資料を含む機能安全対応のPIC16、PIC18、およびAVRマイクロコントローラ（MCU）の幅広いポートフォリオを提供し、設計のIEC 61508要件を満たすのに役立ちます。